DERNIÈRE CHALEUR JAPON | ENTRETIEN SPÉCIAL
L'ENTRACTE 〜 幕間に、答える 〜
Codex Vivant 第一巻を閉じた DERNIÈRE CHALEUR へ
DERNIÈRE CHALEUR JAPON 代表 齋藤靖之からの、10の問い
Interview conducted in Mane, Provence — September 2026
Interview & Text : Yasuyuki Saito Location : Mane (04300), Alpes-de-Haute-Provence, France
SECONDE PARTIE
次の幕が上がるまで
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IX.
Alonity では、読者同士は互いを見ることができません。それでも「共に在る」と言えるのはなぜですか。
DERNIÈRE CHALEUR:
見えるつながりは、比較を生みます。見えないつながりだけが、比較を生みません。
私が解体したのは、コミュニティではありません。可視化という構造です。
人が集まり、互いが見えるようになれば、序列は必ず生まれます。誰の悪意でもありません。人間の仕様です。 仕様を責めても、何も変わりません。ならば、闘技場そのものを作らなければいい。
そして、見えなくても、共に在ることはできます。
今朝、あなたが手を洗ったとき。 東京の誰かが、同じ時間に窓を開けていました。パリの誰かが、まな板を撫でていました。ニューヨークの誰かが、瞼を自分の意志で下ろすところでした。
あなたは彼らの顔を知りません。彼らもあなたを知りません。 けれど、同じ儀式を生きるとき、あなたたちは同じ時間に在る。
二千三百年前、この土地の誰かが朝のために手を洗いました。 千年前にも、誰かが洗いました。昨日も、誰かが洗いました。
彼らもまた、あなたを知りません。 それでも、あなたは一人ではない。
これは信仰ではありません。信頼です。 顔を合わせずに成立する信頼だけが、比較から人を解放します。
〝見えないつながりだけが、比較を生みません〟
【予告】S O M M A I R E{10の問い}
SECONDE PARTIE 〜 次の幕が上がるまで 〜
VI. 九月のマーヌは、あなたの目にどう映っていますか。
VII. 第一巻の最後に「これは感謝ではない」と書かれました。感謝と、敬意は何が違うのですか。
VIII. 儀式が途切れてしまった人は、どこから戻ればいいのでしょうか。
IX. Alonity では、読者同士は互いを見ることができません。それでも「共に在る」と言えるのはなぜですか。
X. 第二巻について、いま言えることを。そして、この記事を読み終えた今夜に、ひとつだけ。
PREMIÈRE PARTIE 〜 幕が下りている、ということ 〜
I. 新しい儀式が届かないこの数ヶ月、あなたは何をしているのですか。
II. 「醸造と発酵」。読者は、この幕間に本当に何もしなくていいのでしょうか。
III. 「答えは現実を矮小化する」。それでも今回、あなたは答えることを選びました。なぜですか。
IV. 三十の儀式のうち、最も遠くまで行った一つを挙げるとしたら。
V. 手を洗うことで始まり、手を洗うことで閉じた。この円環は、最初から設計されていたのですか。
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