Dernière Chaleur - Ritual Philosophy
« Codex Vivant Φ006 - Day 3 "poème" »
儀式な、あまりにも儀式な。
エクサンプロヴァンスのマルシェで
あなたをひとつ、掌にのせた。
世界が、急に小さくなった。
一目惚れ。皮膚が先に頷く。
香りがあなたとの距離縮めた。
私が、急に大きくなった。
ひとつだけ。
ひとつだけ。
噛む。音が立つ。甘さが口腔を満たす。
そのとき初めて、あなたは気づく。
視覚。触覚。嗅覚。聴覚。味覚。
こんなにも五感に直結するなんて
この世界にはあなたしかない、今は。
儀式な、あまりにも儀式な。
けれど。
けれど。
答えを出す前に、もう一度、掌を思い出す。
その時初めて、あなたは気づく。
視覚。触覚。嗅覚。聴覚。味覚。
こんなにも五感は能動態?
気づかずに、生きてきた、だけど今は。
儀式な、あまりにも儀式な。
私はもうあなたでしか無理なの?
答えの代わりに、陰影が残る。
それが、あなたのエレガンスになる。
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