Dernière Chaleur - Ritual Philosophy
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果物を、1つだけ買う。

嗚呼、この感覚。

選ぶ。

それは一目惚れのようでもあり、
触れたときの優しさでもあり、
友達の距離を突破したときの香りのようでもある。

返事を受け取る。

咀嚼の音に耳を澄ませ、
その味わいが口腔内を支配する。

視覚。
触覚。
嗅覚。

そして、
聴覚。
味覚。

五感で選び、
五感で返事を受け取る。

儀式な、あまりにも儀式な。

果物を。
1つだけ。

こんなにも五感に直結する選択は、
あなたにも、この世にも、果物しかない。

果物を1つだけ買うという儀式。

そして思う。

その感覚は果物でしか味わえないのだろうか?

その問いが、あなたのエレガンスの陰影となる。