Dernière Chaleur - Ritual Philosophy
« Codex Vivant Φ006 - Day 1 "Ritualtude" »
果物を、1つだけ買う。
嗚呼、この感覚。
選ぶ。
それは一目惚れのようでもあり、
触れたときの優しさでもあり、
友達の距離を突破したときの香りのようでもある。
返事を受け取る。
咀嚼の音に耳を澄ませ、
その味わいが口腔内を支配する。
視覚。
触覚。
嗅覚。
そして、
聴覚。
味覚。
五感で選び、
五感で返事を受け取る。
儀式な、あまりにも儀式な。
果物を。
1つだけ。
こんなにも五感に直結する選択は、
あなたにも、この世にも、果物しかない。
果物を1つだけ買うという儀式。
そして思う。
その感覚は果物でしか味わえないのだろうか?
その問いが、あなたのエレガンスの陰影となる。
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