Dernière Chaleur - Ritual Philosophy
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靴を丁寧に脱ぐ儀式


靴には、序列がある。

高価な靴ほど丁寧に脱がれ、 安い靴ほど雑に扱われる。

そんなつもりはなかったというのなら、逆に聞こう。
すべての靴を丁寧に扱う決意はあったのか、と。

靴を雑に脱ぐ。
それは、靴への侮辱ではなく、その日一日の自分への侮辱だ。

鍵の声を聞いて、扉を開け、共に暮らす家に帰る。
椅子に座り、かかとに手を添え、靴を脱ぐ。
脱いだ靴を手に取り、1秒だけ、あなたの眼差しで感謝を伝える。

靴を見る人がいる。
靴の状態を見る人がいる。
靴への眼差しを見る人がいる。

最後の人だけが、あなたを正確に見ている。

あなたが選んだ靴は、あなたに愛されているだろうか。

靴の脱ぎ方は、
あなたがどう生きるかの選択であり、
あなたがどう生きているかの結果である。

踵が潰れた靴を見て抱きしめたくなるなら、踵さえ踏んでもいい。

Ritualtude は、あなたの瞳と靴の間に宿る。