Dernière Chaleur - Ritual Philosophy
« Codex Vivant Φ023 - Day 3 "poème" »
手を流す温かい水が 掌の谷を通り抜ける
爪の際に細い線がある何年前からここにあるのだろう
何回清めてもこの線は消えなかった
それで、よかった
水は去る あなたは残る その1秒ごとが美しい
洗ってもここにある
また洗ってもここにある
刻まれた分だけ、あなたはここにいた
声に出さなかった言葉 泣かなかった夜の重さ
笑った理由を忘れた朝 それらも消えなかった
見えなくてもあるあなたの奥で
静かに、在る
水は去る あなたは残る その時の流れが美しい
洗ってもここにある
また洗ってもここにある
消えなかったものが、あなただった
何百回でも流せばいい
流れないものがあなたをあなたにした
あなたの手が残る
あなたの線が残る
濡れたまま、ここにいる
水は去る あなたは残る その手触りがときに美しい
洗ってもここにある
また洗ってもここにある
あなたがここにいる それだけが清い
あなたの手に まだ水が残っている
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