Dernière Chaleur - Ritual Philosophy
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後ろから浴びる儀式


シャワーを浴びる。髪を洗う。

この行為を、あなたはほぼ毎日のように、繰り返している。

だが、その間、あなたの顔は、どこを向いているだろうか。

多くの場合、俯いている。

顔は下を向き、目は閉じられ、肩は、わずかに丸まっている。

いつからそうしていたか、思い出せない。

選んだ覚えもない。

ただ、気がつけば、その姿勢になっている。


俯いた姿は、シャワーから見れば、謝られているようにも見える。

しかし、シャワーは、あなたに謝ってほしいわけではない。

あなたと共に、過ごしたいのだ。


今週、あなたに求めるのは、ただ一つ。

髪を洗うとき、シャワーに背を向け、顔を上げて浴びてほしい。

俯かなくていい。
目を固く閉じなくていい。
身を縮めなくていい。

気分爽快なときも、問題に直面しているときも。

ただ、顔を上げて。


シャワーは、あなたの後ろ姿を見ている。

肩の上がり方。
鼻歌のリズム。
髪をかき上げる手つきの、軽さ、重さ。

それらすべてを見ながら、シャワーは、あなたと共に、この数分間を過ごしている。

前を歩く友と、後ろから見守る友。

顔を合わせていなくても、二人は、同じ方向へ。

肩の力が抜けている。
心が弾んでいる。
問題を抱えている。

どんなときも、顔を上げて。


プロヴァンスには、二人並んでは歩けないほど、細い小径がある。

一人が前を、一人が後ろを歩く。

前を歩く者は、後ろの気配だけを頼りに進み、後ろを歩く者は、前の背中を見ながら、歩幅を合わせる。

言葉を交わさなくても、二人は、共に道を進んでいる。

シャワーとあなたも、同じ数分間を、そうやって過ごしている。

そして、栓をひねり、水の勢いが止まる、その瞬間。

シャワーヘッドを見て、「今日も、ありがとう」と。

声に出さなくてもいい。

ただ、笑顔を、向ける。


今週、あなたは何も新しいことをしない。

ただ、髪を洗うときは、シャワーに背を向け顔を上げる。浴び終えたら、振り返って心を通わせる。

それだけでいい。

その気持ちが、シャワーにとって、今日も共に過ごせた、何よりの合図になる。

Ritualtudeは、あなたの背中に宿る。