プロヴァンスから生まれた〝目に見える思想〟Ritual Philosophy
「思想」はフランス文化の最も深い象徴の1つです。
近代思想の起点となるデカルトの「我思う、ゆえに我あり」も、20世紀思想の中心である「サルトル実存主義」もフランスから生まれました。
ただ、フランスには大きく分けて2つの思想があります。それが、知識人の思想と生活の思想です。
知識人の思想 と 生活の思想
プロヴァンスはまさに生活の思想が根付いている場所です。古代ギリシャ時代(紀元前3世紀)、Épicure(エピクロス) はアテナイに "Garden Philosophy"(庭園の哲学) を開きました。その思想は地中海世界へ広がり、ギリシャ人が築いた植民市マッサリア(現在のマルセイユ)を含む南仏の地にも、日々の小さな喜びを大切にする感受性が根を下ろしていきます。
- 日々の小さな喜びを大切にする
- 手を洗う水の冷たさに気づく
- パンを食べる時、その香りを感じる
そんな Ritual(儀式)を啓蒙していました。
トゥルバドゥールという存在
そして、Dernière Chaleur の Ritual Philosophy に欠かせないのが、中世プロヴァンスの「Troubadours(トゥルバドゥール)」という存在です。
彼らは宮廷恋愛において「恋愛詩」を詠うことで知られていますが、実はそれだけでなく、
- 丁寧に生きることを実践
- 朝の光に詩を捧げ
- 食事の前に感謝をし
- 夜の静けさを儀式にした
日常を美しく生きる思想であり、Ritual Philosophy の中世版ともいえるものです。
Art de Vivre
さらに、19〜20世紀に入ると、プロヴァンスでは "Art de Vivre" が確立されていきます。
Marcel Pagnol(マルセル・パニョル)や Jean Giono(ジャン・ジオノ)はその代表で、彼らが描いたプロヴァンスは、
- 朝、窓を開ける儀式
- オリーブを摘む丁寧さ
- ラベンダーを育てる忍耐
- 昼寝(Sieste)という哲学
そう、生きることそのものが思想であるという考えです。
Art de Vivre = 「生きる技法」
これは、英語の "Lifestyle" でもなければ、日本語の「ライフスタイル」でもありません。
- 生きることを芸術にする
- 日常を作品にする
- これこそが、プロヴァンスの思想
そんなプロヴァンスの思想史に敬意を捧げ、且つ、現代の社会背景から生み出されたものが、Dernière Chaleur の『プロヴァンスから生まれた〝目に見える思想〟Ritual Philosophy』 です。
日常の行動を儀式にする。
Ritual Philosophy というのは、あなたがすでに行なっている日々の生活の中の行動に「意味をもたせる」ことで儀式化するものであって、生活に何かしらの新しい行ないを追加することではありません。
だからこそ、あなたはあなたのままに。
でも、昨日より軽やかな。
そんな人生を過ごすための、21世紀を代表する思想です。
資本主義が生み出した比較という存在
私たちは、現代の資本主義の中央にあるのは貨幣制度ではなく「比較」であると考えています。人より優れたものを、人より高価なものを、人より多くの富を。その思考の中から生まれたのが私たちを取り巻く無限の消費経済であり比較文化です。
そんな社会の雑踏から、逃げず・闘わず・軽やかに在る。
Dernière Chaleur の〝目に見える思想〟が、柔らかなベールとなって、あなたを守ります。
思想は、Ritualtude として形になりました
Ritual Philosophy が「目に見える思想」という考え方だとすれば、それを一つひとつの儀式として結晶させたものが、実践思想 Ritualtude(リチュアルチュード) です。
その第1巻・全30儀式(計150篇)は、完結を機に、すべての人に開かれています。読むことから始めてください。説明を読むより、一篇に触れる方が早いはずです。
新しい巻の Codex Vivant を、公開を待たずに月曜から金曜の毎朝レットルで受け取りたい方は、こちらをご覧ください。
Dernière Chaleur
静かに在り、惑わされずに在り、深く在る。


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