DERNIÈRE CHALEUR JAPON | ENTRETIEN SPÉCIAL
L'ENTRACTE 〜 幕間に、答える 〜

Codex Vivant 第一巻を閉じた DERNIÈRE CHALEUR へ
DERNIÈRE CHALEUR JAPON 代表 齋藤靖之からの、10の問い

Interview conducted in Mane, Provence — September 2026
Interview & Text : Yasuyuki Saito Location : Mane (04300), Alpes-de-Haute-Provence, France


SECONDE PARTIE

次の幕が上がるまで

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VI.

九月のマーヌは、あなたの目にどう映っているのか、教えてください。

DERNIÈRE CHALEUR:

終わったものと、まだ始まっていないものが、同じ畑に立っている季節です。

ラベンダーは七月に刈られました。今、畝に残っているのは切り株の列だけです。旅人はもう写真を撮りません。紫がないからです。

私は、この時期の畑がいちばん好きです。

香りは、まだあります。刈られた茎の断面から、一日じゅう、細い煙のように立ち上っている。あれは「終わったあとの香り」です。咲いている花の香りよりも、ずっと個人的な匂いがする。

無花果が落ちます。誰も拾わない実が石の上で熟れて割れて、蜂が来る。 夜には、もう羽織るものが要る。昼は、まだ夏の顔をしている。

この村は、何も宣言しません。 ただ少しずつ、次の季節を身につけていきます。

冬の支度を始める儀式の週に、私はこう書きました。 喜びは、必要から生まれるのではない。喜びは、必要になる前に差し出された手から生まれる、と。

九月のプロヴァンスは、その一行を、風景のままやっています。


【予告】S O M M A I R E{10の問い}

SECONDE PARTIE 〜 次の幕が上がるまで 〜

VI. 九月のマーヌは、あなたの目にどう映っていますか。
VII. 第一巻の最後に「これは感謝ではない」と書かれました。感謝と、敬意は何が違うのですか。
VIII. 儀式が途切れてしまった人は、どこから戻ればいいのでしょうか。
IX. Alonity では、読者同士は互いを見ることができません。それでも「共に在る」と言えるのはなぜですか。
X. 第二巻について、いま言えることを。そして、この記事を読み終えた今夜に、ひとつだけ。

PREMIÈRE PARTIE 〜 幕が下りている、ということ 〜

I. 新しい儀式が届かないこの数ヶ月、あなたは何をしているのですか。
II. 「醸造と発酵」。読者は、この幕間に本当に何もしなくていいのでしょうか。
III. 「答えは現実を矮小化する」。それでも今回、あなたは答えることを選びました。なぜですか。
IV. 三十の儀式のうち、最も遠くまで行った一つを挙げるとしたら。
V. 手を洗うことで始まり、手を洗うことで閉じた。この円環は、最初から設計されていたのですか。