Dernière Chaleur - Ritual Philosophy
« Codex Vivant Φ026 - Day 1 "Ritualtude" »


お金の来世を決める儀式


財布を開ける。
金額を確認する。
支払う。

その瞬間、あなたはある決定を下している。

「消費した」と呼んできたが、 本当に、なくなったのか。


お金には、来世がある。

支払われた瞬間、お金は次の命に生まれ変わる。

コーヒーに。服に。誰かの給料に。旅に。

あなたは今日、いくつの来世を決めただろうか。

そのお金は、その来世を望んでいただろうか。

もう少し、あなたの手元にいたかったのではないか。それとも、もっと違う何かに、生まれ変わりたかったと思っているのではないか。


今週、あなたに求めるのは、ただ一つ。

何かを買う前に、3秒だけ止まってほしい。

節約のためではない。迷うためでもない。

ただ、「このお金の来世を、私が決める」という事実を、 支払う前に、一度だけ、知っている状態でいる。

それだけでいい。


ここに、一つだけ問いを置いておく。

もし、あなたの死後、あなたの来世を誰かが決めるとして、その決定に、あなたは従わなければならないとしたら。

あなたは、誰に決めてほしいと思うか。

どんな人なら、あなたは委ねられるか。


プロヴァンスの蚤の市では、 売り手は物の過去を語り、 買い手は物の未来を問う。

その対話の中で、物の来世が決まっていく。

受け取る者の手が見えたとき、 売り手は値を下げることがある。

その人の手なら、次の命を任せられると、思うからだ。


あなたは今日、お金の来世を決めた。
そして今日からあなたは、そのお金の来世と暮らしていく。
その連鎖の中に、あなたはいる。

素晴らしい来世を与えられる人を、お金は知っている。

Ritualtude は、来世を預かる者の、その3秒と生涯に宿る。